薬物依存症
薬物依存症とは

 薬物依存の対象となるのは使用や所持自体が非合法なものだけではなく、処方薬や一般的に薬店などで購入できる薬のほか、サプリメント、エナジードリンクなど極めて身近なものも含まれることに留意が必要です。

また、薬物依存症には深刻な後遺症や中毒症状が生活に大きな支障をきたす場合も少なくありません。後遺症を含み薬物使用に関連して心配な症状がありましたら、どうぞご相談ください。ご家族からのご相談にも随時応じております。


薬物依存症のサイン・症状(厚生労働省みんなのメンタルヘルス)


薬物を使いたいという強い欲求がある
常用者は薬物の効果が切れてくると、使いたいという強烈な欲求がわいてきます。ある期間、あるいは、数ヶ月やめていても、何かのきっかけで、使いたいという強烈な欲求がわいてきます。
自己制御の困難
使いたくない、今回はここでストップしたい、この位の量で終わりたいと思っても、コントロールが効かなくなります。
薬物.の使用をやめたり、量を減らしたりすると、離脱症状が出ることがある
不眠、過眠、抑うつ、不安、焦燥、幻覚、筋肉や関節の痛み、妄想、けいれん発作、食欲亢進、脱力、嘔吐、下痢、異常な発汗。
ほとんどの場合、薬物に「耐性」ができ、使用量が増える
薬物の作用に体がなれてしまい、快感を得るために必要な量が増えていき、使用量がどんどん増えます。
薬物中心の生活
一日の大部分を、薬物の入手、使用、回復のために使うようになります。結果的に、社会的、職業的、娯楽的活動が放棄されるか、軽んじられてしまいます。

*薬物依存症とは、薬物の効果が切れてくると、薬物が欲しいという強い欲求(渇望)がわいてきて、その渇望をコントロールできずに薬物を使ってしまう状態をいいます。薬物依存ともいいます。古くは薬物中毒と呼ばれてきましたが、それは薬物依存という概念が確立されていなかった時代のことで、現在は薬物乱用、薬物依存、薬物中毒という3つの概念を分けて考えることが大切です。



薬物依存症 専門外来
多職種医療チーム

 当院では精神科主治医・精神保健福祉士・看護師・臨床心理士などからなるチームを形成しています。このため医師による外来診察のほか、個別相談、各種心理テストなどを実施いています。また常勤の内科医を配置しております。
 依存症は初期にはご自分の病気を認めるのが怖い、と感じている方も多いものです。ご家族はもちろん、会社の人事担当者、スクールカウンセラー、行政機関などの方々からのご相談にも随時応じております。

デイナイトケア

週間プログラムにつきましては下記ボタンをクリックして下さい。

専門治療プログラム

依存症治療にとって最も重要となるのがグループ療法です。
なぜグループが必要なの?

依存症の回復には同じ病気で悩む仲間の存在が役立ちます。
依存症の方の中にはもともと集団が苦手な方や、病気の発症過程で孤立してしまう方が少なくありません。
また、不安やストレス、焦燥感などを一人で抱え込んでしましい相談したり、ことばで気持ちを表現することが苦手、という特徴があると言われています。
このため、直ちに気分を変えてくれる手段としてアルコールやギャンブル、薬物、摂食障害(過食嘔吐)、ネットゲーム過剰使用などを選択することが多いようです。
デイナイトケアプログラムの集団療法では、医師やスタッフとの個別相談に加え、グループワークでの様々な気づき体験により、安心して回復方法・対処方法を学び、身に着けることができる場です。
個別カウンセリングも常時行っています。グループワークと個別カウンセリングの繰り返しの中で、患者様の様々な回復のステップに寄り添う支援を実施しております。
お仕事を続けながらの参加も可能です。

それぞれのプログラムについて

ミーティング 同じ病気で悩む仲間同士の語らいの場です。
 すぐにはなじめなかったり、自分だけは他の人より症状が軽い、と感じてしまったりすることもあるでしょう。しかし、ある時点から、仲間との共通点を見出し、決して批判されない安心感から病気の発症過程で傷ついた心を癒す効果もあります。更には、万一の再発のきっかけを理解し、その対処方法をお互いの体験談から学ぶこともできます。また、復職後にも役立つ各種自助グループなど参加の布石となるほか、将来、もしも再飲酒・再使用欲求等が生じた際にも、人の中で癒され再発を回避する、と言う対処方法の獲得にもつながります。

その他

教育プログラム
全12回ワンクール
「①治療プログラムガイダンス」、「②依存症と心理」
「③精神科リハビリテーション学」、「④依存症と関連疾患」
「⑤回復者からのメッセージ」、「⑥思考、感情、行動」
「➆家族対人関係と依存症」、「⑧アディクション基礎学習」
「⑨生活習慣と健康管理」、「⑩自助グループ゚」
「⑪社会資源と施策」、「⑫社会情勢とアディクション」
医師、精神保健福祉士、臨床心理士、看護師などが分かりやすく解説します。 *アディクション=様々な依存症の総称です。
スポーツ、レクレーション、文化活動など
ミーティングでグループ療法の意味やコツが体得できるとその他のプログラムでも近似した治療効果が期待できます。依存行為をしなくても済む生活が楽しい、と言う感覚は就労復帰後も職場でもご家庭でもとても良い効果をもたらすことが期待できます。

依存症のある方々は人一倍、あるいは人二倍は孤軍奮闘し苦労してきたと思います。でもここらで一度荷を降ろしてみませんか?ご病気に対して半信半疑であっても大丈夫ですので、まずは私たち専門医療機関である周愛利田クリニックにご相談下さい。患者様のあらゆるステージに寄り添って治療と支援をご提供させていただきます。

また依存症の回復にはご家族のご協力が大切です。当院ではご家族が安心して学びながら気持ちを楽にしていただけるよう家族会と家族相談も行っております。家族会の詳細につきましては下記のリンクを御参照下さい。

家族会のご案内